一般社団法人 日本写真作家協会 Web写真展  Japan Photographers Association

2012年10月31日掲載



丹羽 諭
Satoshi Niwa


No.388



366-0041 深谷市東方3738-57
電話・FAX 048-575-1429   携帯 090-3507-2494
E-mail: s.niwa@nifty.ne.jp






埼玉県比企郡一帯にも古墳は数多くある。埼玉の地名の由来となった行田市の「さきたま古墳群」には9基の大型古墳がある。深谷市の荒川沿い、押切橋付近の「鹿島古墳群」は小円墳が56基もあって、どちらも春は桜と菜の花の名所だ。また行田市藤原町「八幡山古墳」は前、中、玄室の3室が残る奈良の石舞台古墳に匹敵する古墳。昭和10年に発掘調査、昭和52〜54年に復元整備をした。7世紀中頃の円墳といい、「関東の石舞台」と言われている。


吉見町の「吉見の百穴(ひゃくあな)」は横穴式墓群として有名。明治時代に当時の帝大生(現東京大学)が発掘調査。後に、古代の墓と認定された。穴の数は219。戦時中はここに軍需工場が作られた。すぐ近くには同じ横穴式「黒岩古墳群」もある。


使用カメラ:ニコン D300s, D600, D700, D800, D7000, レンズ:DX10-24mm, 16-85mm, FX16-35mm, 24-85mm, 28-300mm, 70-300mm



 武蔵国カメラ風土記 15 古墳   Ancient Tombs in Musashi Province

各画像をクリックすると拡大表示します。Click to enlarge.  
各作品の著作権はすべて撮影者に帰属します。
二次使用は固くお断りいたします。

01-07 さきたま古墳群


「さきたま風土記の丘」内に点在し、5世紀後半から7世紀初めまでの9基の大型古墳がある。かつては40基ほどあったといい、埼玉を代表する古墳群である。国指定史跡。行田市埼玉4834(県立さきたま史跡の博物館)。


  01 菜の花に覆われた
     将軍山古墳
6世紀後半の全長90mの前方後円墳。横穴式石室から馬用の冑など多数の遺物を出土した。古墳の上には埴輪の複製品が並ぶ。将軍山古墳展示館を併設している。

  02 丸墓山古墳 6世紀前半の直径105m高さ18.9mの日本最大の円墳。戦国時代、石田三成が忍城攻めで陣をおいた。桜の名所でもある。

  03 春に将軍山古墳から見た
     丸墓山古墳


  04 稲荷山古墳の埋葬施設 5世紀後半の前方後円墳で全長120m、高さ約12m。昭和43年(1968)頂上の埋葬施設から鉄剣「金錯銘鉄剣(きんさくめいてつけん)」が出土。国宝になって「さきたま史跡の博物館」に展示。円頂に埋葬施設を復元した。

  05 二子山古墳 5世紀末築造の全長138m、環濠部分を含めると南北240mの武蔵国で最大級の前方後円墳。

  06 二子山古墳の環濠 築造当時は空堀であったという。

  07 前玉(さきたま)神社の桜 古墳時代の創建という古社。高さ8,7m、周囲約92mの浅間塚と呼ぶ古墳の上に鎮座し、古墳群を見渡す位置にある。行田市埼玉宮前5450。



08-12 鹿島古墳群


荒川の押切橋付近の河岸段丘上にある。春の桜と菜の花、2月の蝋梅(ろうばい)が素晴らしい。県指定史跡。深谷市本田地区。


  08 春の鹿島古墳群 桜と菜の花が満開となる。

  09 秋の鹿島古墳群

  10 秋の鹿島古墳群 手前にソバ畑。

  11 冬の鹿島古墳群

  12 鹿島古墳群 蝋梅

13 踊る埴輪 レプリカ 熊谷市「野原古墳」で出土した埴輪で世界的に有名。小さい方が男性だと考えられている。荒川の押切橋南公園にある。実物は東京国立博物館に展示。



14-16 地蔵塚古墳


「若小玉古墳群」に属し、墳頂に地蔵堂が安置されているためこの名がある。内郭壁面に線刻画が描かれているという。県指定史跡。行田市藤原町2-28-1。


  14 地蔵塚古墳の彼岸花

  15 地蔵塚古墳地蔵堂

  16 地蔵塚古墳入口付近



17-26 八幡山古墳


地蔵塚と同じ「若小玉古墳群」に属する。7世紀中頃の全体の直径約80mの大型円墳で、石室の全長16.7m、秩父地方の巨大な緑泥片岩(りょくでいへんがん)と安山岩で築造。武蔵国造物部連兄磨(むさしのくにのみやつこもののべのむらじあにまろ)の墓と推測され、石室の巨大さには圧倒される。土日祭日のみ一般公開。県指定史跡。行田市藤原町1-27-2。


  17 八幡山古墳 全景

  18 八幡山古墳 入口付近

  19 八幡山古墳 前室外側の石積み

  20 八幡山古墳 前室の天井

  21 八幡山古墳
   積み重ねられた石板


  22 八幡山古墳 中室の通路

  23 八幡山古墳 玄室入口

  24 八幡山古墳 玄室 棺を安置した部屋。中はとても広く、タタミでいうと6畳位はあるだろうか。

  25 八幡山古墳
   露出した玄室の石積み


  26 八幡山古墳 内部の石組み

27 塩古墳群 3世紀末から4世紀にかけての前方後方墳2基、方墳10数基が杉林の中に点在する。県指定史跡。熊谷市塩。



28-30 穴八幡古墳


緑泥片岩の横穴式石室が残る7世紀後半の大型の方墳。二重の周濠の一部も復元整備してある。県指定史跡。小川町増尾63-1。


  28 穴八幡古墳 正面

  29 穴八幡古墳 入口

  30 穴八幡古墳 全景



31-32 稲荷塚古墳


嵐山町菅谷中学校東側、7世紀後半の緑泥片岩の横穴式円墳。町指定史跡。嵐山町菅谷。


  31 稲荷塚古墳 全景

  32 稲荷塚古墳 入口



33-34 若宮八幡古墳


6世紀末の円墳。羨道、前室、玄室を砂質凝灰岩で築造。墳頂に若宮八幡神社が建つ。県指定史跡。東松山市石橋2240。


  33 若宮八幡神社

  34 若宮八幡古墳 全景



35-37 吉見の百穴


約1300年前の古墳時代終末期の横穴墓群。埋蔵文化財センターを併設する。国指定史跡。吉見町北吉見324。


  35 吉見の百穴

  36 戦時中の軍需工場跡

  37 埋蔵文化財センター 土器

38 黒岩横穴墓群 古墳時代終末期と考えられ、総数は500基以上と推定されている。県指定史跡。百穴の近く、人造湖の八丁湖の側にある。吉見町黒岩。


Copyright © Satoshi Niwa and Japan Photographers Association 2012. All rights reserved.